鈑金屋さんが嫌がるプジョーが入庫しました。
お客様から聞いた話ですが、ウチ意外にも見積りを数社頼んだようですが見積金額を出したのはウチだけみたいです。まあ、分かるんですけどね。
分かるかな？分かんねぇだろうな～！（松鶴家ちとせ風に･･･亡くなってしまいましたね。ご冥福をお祈り致します。）
ココなんですがクウォーターパネルの裏側から見たところですが、普通だとこの様には見えません。普通だとココにはタイヤハウスアウターパネルが付いていてクウォーターパネルに張りを持たせています。そのパネルが無いので延びたパネルを鈑金すると張りを持たせるのが結構面倒くさい。鈑金屋の腕の見せ所です。
入庫時の写真ですが、結構酷いでしょ。コレを安めに直して下さい。との依頼でした。まあ、ドアは中古部品で交換すれば安く済むだろうけれどクウォーターパネルは普通だと交換級です。ソレを鈑金するのです。
ドアハンドルのプレスラインが潰れて無くなっているのと、タイヤハウスのプレスラインがナ途中から無くなっているのがよく分かります。このプレスラインはしっかりと鈑金して出しておかないと張りを作ることが出来ません。
鈑金修正した後にカーボンパテで大きく凹んで出せない場所を修正と大まかな形作りします。この後に中間パテ・仕上げパテを入れて鈑金は終ります。
この２枚しか途中経過写真が残ってませんでした。っていうか、何時ものように撮り忘れてますね。
完成した写真がコレですけど、太陽光の当たり具合でクウォーターの色が違って見えてますが、お客様にはとても喜んで貰えました。お客様も鈑金修正が出来ると思っていなかったようです。最初に鈑金で見積もりだしているのに途中で交換なんて致しません。しかも、料金は決めてしまっているんですから。ただし時間は頂いてますよ。
完成までの時間はウチでは大体でお話しさせて貰っています。後を決めてしまうと時間に合わせての作業になるので疎かになる部分を省きたいからです。しっかりとした修正・塗装をするためにも納車日は大体で決めさせて貰い後はその都度の具合の目処がついた時点で納車日を決めさせて貰っています。２週間くらいと決めていても若干早く上がる場合もあるし遅くなる場合もあります。お車を使う都合と合せて入庫して下さい。